2013年7月1日月曜日

練習記録 7/2

トータル:2100yd 48分

○練習のテーマ:1分20秒ペースの感覚的理解

1650ヤードを22分30秒で泳ぐためには、100ヤードのペースが1分21秒になる。ストローク数のコントロールは今月後半に行うこととし、まずテンポだけで1分20秒の感覚を理解する。

・フォーカルポイントスイム:500

100ydごとに意識をする点を変えて、正しい姿勢や動作を確認する。

-100:キャッチの形(手首を折って中指を内側に)
-100:スイッチの型にはめる(入水する手が水面に達したときの両手の形)
-100:体幹の回転に合わせたプル(スイッチとプルの連動)
-100:水中の手の軌跡(腋の下を前に伸ばしながら肘をゆるめる)
-100:入水した手をさらに伸ばす動作とプッシュの連動(なめらかなフィニッシュにつなげる)

これまでは左右の重心移動を重視していたため、水中では手を肘の下で動かし、反対側への重心移動で支点に使っていた。ニューパラダイムではプルとして素早く動かす必要があるので、「かく」という意識よりも「肘をゆるめて素早く内側に動かす」ようにした。これはのびーるによる練習を反映している。

このプル動作のデメリットとして、左右のふらつき感が挙げられる。これまで水中で支点にしていた前腕がプル動作で素早く動いてしまうので、左右の重心移動が安定しない。下半身も左右に振れている感じがする。次回よりプルする手の肘の位置をこれまでより5cm程度外側に置くと同時に、体幹を使って左右のふらつきが軽減できないか取り組む。

・テンポピラミッド:5×(2X100)@1.20,1.15,1.10,1.05,1.00秒

それぞれのテンポでリラックスした泳ぎと伸びる泳ぎ(テンポは同じなので結果的に速くなる)を比較する。ニューパラダイムのフォームをテンポに合わせて組み込む。

結果は以下の通り。
-テンポ1.20秒(新パラダイム20%):1分23秒6、1分21秒8
-テンポ1.15秒(新パラダイム40%):1分20秒2、1分19秒4
-テンポ1.10秒(新パラダイム60%):1分17秒9、1分15秒8
-テンポ1.05秒(新パラダイム80%):1分17秒8、1分14秒1
-テンポ1.00秒(新パラダイム100%):1分17秒6、1分13秒7

テンポ1.10秒であればリラックスしても1分18秒を切るペースが実現できる。まずはこのペースで200、さらに500まで泳げるようにすることを短期的な目標とする。

ターンとプッシュオフで3カウントが難しい場合は、入水後に十分なアプローチ速度を作り、次のカウントで足をスナップさせて回るのが結果として速い。従って確実に速い4カウントをめざす。

腋の下を使った加速リカバリーは、テンポ1.10秒以下で効果を発揮する。加速リカバリーと浅い入水により、キャッチとプルの推進力を最大にする。

プルは「かき」を意識するとすぐに疲れる。素早い動作でプッシュまで運ぶ方が、全体的なスピードは上がる。プルとプッシュをなめらかにつなぎながら、素早い動作だけに集中することを次回は意識する。

・テンポピラミッド:5×(2X50)@1.00,0.97,0.94,0.90,0.87秒


速いテンポに慣れる練習も並行する。ストローク数は気にせず、ラクに、なめらかにテンポに合わせるための入水の位置、方向、スイッチのタイミングを変化させる。

加速リカバリーや浅い入水を行うことで、0.90秒以下という速いテンポでもフロントクワドラントのタイミングを維持することができた。フロントクワドラントになれば、スイッチのときにプルと体幹の回転を連動させることができる。持続力向上のためにも、速いテンポでのスイッチ動作を磨く必要がある。

練習後の気分:7(スピードは良かったが瞑想バタフライができなかった)