2013年7月6日土曜日

練習記録 7/7

トータル:2500yd 55分

○練習のテーマ:1分20秒のテンポとストローク数の組み合わせ

100ヤード1分20秒を実現するテンポとストローク数の組み合わせを決める。

・フォーカルポイントスイム:500yd

今回は速いテンポで加速を得るための周辺技術を意識した。また左手首に軽い痛みがあったため、痛みの原因となる動作を見つけて修正を加えた。丁寧に行ったため通常よりも100ydあたり10秒遅くなっていた。

-100:キャッチの始まる位置を水面下15cmに
-100:プルが始まったら手首をゆるめる
-100:広背筋を使ってリカバリーを加速
-100:足のスナップによるヒップドライブ(腰骨を前に送り出す)
-100:入水して手を伸ばす動作で肩を前に送る

・ドリル&スイム:10x50

手首の痛みを軽減することと、速いテンポでも加速を得ることを目的として、スイッチ直前のキャッチの手の型とプルの初動を確認する。動作や姿勢の確認に最も適しているのはドリルなので、ドリルをプールの半分まで泳ぎ、その後スイムに切り替えた。

5x50 アンダースイッチ:スイッチポイントを手首の位置まで移動する。動かす手がスイッチポイントに達したとき、伸ばしている手はキャッチを終えてプルの初動、すなわち内側に運ぶようにする。スイムでは入水する場所を手首の位置で固定して、なめらかにスイッチできるようにする。

5x50 スイングスイッチ:伸ばした手がスイッチ前に下がらないように、上腕や腋の下を意識して肘の位置を固定する。スイッチ直前の最も不安定な状態で一旦静止して、プルの初動の型をチェックする。スイムでは水のひっかけ感を最大にするタイミングでスイッチする。

・テンポピラミッド:10x100@1.15-1.30-1.00/0.05秒, 15/16-13/14-14/15

これまでのテンポコントロール練習とストロークコントロール練習の仕上げとして、ストローク数をコントロールしながらテンポを上下させて最も速いスピードの状態を作り出した。

テンポは1.15秒からスタートして0.05秒ずつ遅くした。テンポが遅くなる局面では水中で水を後ろに押す時間を長くとることでストローク数を減らした。 三回は同じタイムを維持できたので、ストローク数を減らすことができている。ただし4回目(1.30秒)ではプルで肘のゆるめのみを行ったので、3秒近くタイムが落ちた。次の1.25秒では高い位置からのプルを加えることで5秒短縮に成功している。

 テンポを上げる局面ではストローク数を13/14で維持することを最大のテーマとした。広背筋を使ってリカバリー動作を加速し、スイッチで高い位置のプルと入水動作をつなげるようにした。また全般的に動作を素早く行い、余った時間をプッシュに回した。

この結果1.00秒でもストローク数は14/15となり、 今年の練習では最も速い1分12秒を記録した。このペースで続けて泳ぐ(1500m20分)ことはまだできないが、速いテンポでの加速の増やし方は理解できた。

このピラミッドは常に最速を目指すため、非常にきつい練習になった。 手や足も一部が張った感じがしたが、速さを目指すときにはラクに泳ぐときに比べて筋肉の使い方を変える必要があることが実感できた。

練習としてはこれで終わり(2000ヤード45分)。残りは研究開発に使う。

・平泳ぎ:500(50または100で休憩を入れる)

平泳ぎを続けて泳ぐのはTIジャパンを始めて依頼なので9年振り。その前は平泳ぎだけで2000は泳いでいたので、瞑想でもできるかと思い100を続けて泳いだところ、あまりのきつさに瞑想どころではなかった。特に足の疲れが著しい。引きつけて水を押すこと自体負荷が非常に大きく、レバレッジの効いたクロールになれた体には非常にきつかった。

リカバリーの手の方向を変えるだけで非常にスムーズにリカバリーができたことは発見であった。今後は平泳ぎのフォームをカイゼンして、バタフライのように瞑想して泳ぐことや、続けて500泳ぐことを目指す(今年のシーズンの目標)。

練習後の気分:7(クロールは狙い通り練習ができたが、平泳ぎが不満であった)