2013年7月24日水曜日

練習記録 7/24

トータル:2300yd 38分

○練習のテーマ:加速を維持するための道具磨き

ここしばらくテンポを基本にスピードを維持する泳ぎを練習してきた。休憩時間を10秒程度と短くすると(通常の2~3分の1)、1000ydを越える頃からテンポによって泳がされることによりスピードが落ちることがわかった。1回に泳ぐ距離が長くなるほどこの状況は顕著であり、目標達成の最大の支障になっている。

そこで長い距離でも加速が維持できるようにするため、ストローク数をコントロールする練習を取り入れることにする。

・フォーカルポイントスイム:200yd

メインセットの準備として、ストローク数を13から16の範囲で変化させながら泳ぐ。ニューパラダイムの泳ぎではテンポを0.95~1.00で最適化しているため、テンポトレーナーなしでリラックスして泳ぐとストローク数は16となった。メインセットで加速の意識を持ち続けるために1減らして15からスタートすることに決定。各ストローク数での泳ぎ方を以下のように決めた。
-15:型にはめた後、水を抱える意識をより長く持つ。手を前に伸ばすときに顔と胸で前のめり感を強める。
-14:フィニッシュの開始タイミングと終了タイミングを手の軌跡で15cmずつ広げる。前に手を伸ばすときに肩甲骨を使って素早く送り出す。
-13:リカバリーを加速してキャッチの場所を10cm前にする。キャッチの型(手首折り、手の平逆ハの字)を作ってからプルで最大の水の抵抗が得られるように前に伸ばす手を加速する。腰骨を前に送り出す。回転角を小さくして素早く回す。

・ディスタンスピラミッド:4x(50+100+150+200)、14/15, 13/14, 14/15, 15/16

ピラミッドの複合形として、固定したストローク数を維持しながら距離を伸ばしていき、それを複数のストローク数で行う。ストローク数と距離という2つのパラメータのうち、距離を変えてもストローク数を変えないようにすることが目的であるので、固定ストローク数における距離のバリエーションを優先させている。もしストローク数を変えること(泳ぎ方のコントロール力)を磨くことが目的であれば、固定した距離でストローク数を変えて泳ぎ、距離を伸ばす練習メニューになる。

ストローク数は15、14、15、16として最初のラップはそれより1マイナスとした。テンポを落とせばストローク数を減らすのは簡単であるが、これまで1カ月の練習でテンポは落とせない体になっているのでテンポは意識的に変えずに加速だけ上げるアプローチをとった。加速についての道具は上記FPスイムで取り上げたものを中心に使い、疲れるにつれて肩甲骨や腰骨、回転角など体幹関連の道具にシフトさせた。

結果として最初の15ストロークセットよりも次の14ストロークセットが100のペースで3秒速くなった。さらに次の15ストロークセットでは100のペースで5秒速くなった。ストローク数を減らすことで一旦加速を上げて、再び増やすことで加速を維持しながらテンポを上げることができた。

最後の16ストロークセットは、疲れもあり150の後半50、200の後半100は17~18ストロークにとどまった。テンポを落とせば16にできたが、加速感は維持したかったのでテンポはあえて落とさずに泳いでストローク数がいくつになるかを観察した。

・考察

最後の16ストロークのセット:疲れてくると体内テンポ自体が遅くなるので、その遅くなったテンポでも16ストロークで泳げなかったことは、 1ストロークあたりの加速が5%以上劣化したことを意味する。

最初と同じことをやっていても、動作で得られる加速が自然劣化する以上何かで補強する必要がある。今回は体幹に付随する道具を駆使したが望んだ成果が得られなかった。次回はプルやプッシュの劣化を最小限にするアプローチで体幹の動きやタイミングを調整する。

・イージー100

練習後の気分:6(望んだ成果が得られない。距離は短いのにかなりハード)



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