2015年9月7日月曜日

長く泳がないとわからない問題を解決する

OWS 6.4km (1時間53分)


水温19°。9月の目標であった海洋公園を5周して、BtoBを含めてサンフランシスコ湾で最も長い時間を泳ぐことができた。

1~2周目

体調のせいか、または気候のせいなのか、8月のスイムで感じていた「暖かい」という感覚がなかった。初島熱海を想定してテンポ1.20秒程度でゆるめに泳いでいたことが原因かもしれない。
今日は潮の流れが強く、気がつくと桟橋の柱まで3mというところまで急接近していた。中間地点までは向かい潮となるので軽いギアを使ったが、なかなかたどりつかない。

1周して潮の流れがわかった段階で、瞑想スイムを少しずつ取り入れる。潮の流れが単純でうねりがなければ、サイティングしながらも瞑想することは可能なようである。

3~4周目

手足がしびれてきて、からだも震えてきた。これは水温14度の5月以来なかったことである。これまでのテンポが遅かったのが原因かもしれないと考えて、テンポを1.05秒程度に上げた。

これまでの4周泳では、3周目にかなり疲れて4周目は気力で泳いでいた。今回は3周終わった段階で疲れ具合を確認したが、それほど疲れていなかった。寒さはあるものの体力は大丈夫と判断して、キャップにはさんでいたGuを飲んで4周目を泳いだ。

5周目

Guの効果は5周目に入ってから表れた。最初はだめだったらブイの並びを泳いで途中で引き返すつもりだったが、4周目よりも気力がかなり上がるのが実感できた。手はかなりしびれていてキャッチがかなり甘くはなっていたが、体力的には問題なかったので5周目を泳ぎきることができた。

8000ヤード泳の効果

今回目標を達成できたのは、今週3回行った8000ヤード泳によるところが大きい。
  • 10×800、テンポ1.10~1.25~1.00秒、1~9セットまで抵抗水着着用
抵抗水着着用の800ヤードタイムは14分30秒と、初島熱海横断スイムのスイムインターバルと同じである。休憩を含めて2時間30分強を泳ぐ。

長時間泳ぐと、次のような点が泳ぎ始めと比べて望ましい状態でなくなってくる。
  • 意識の集中
  • 正しい型の維持
  • ギアの使い方
  • ゆる締めのタイミングと強度
  • キャッチとプル
  • 入水の加速
1回の練習で1500を泳いでいた頃は、3000を泳ぐと2000あたりで上記の点が甘くなることがわかった。3000を泳いでいた頃は、5000を泳ぐと4000あたりで甘くなり、5000を泳いでいた頃は、8000を泳ぐと6000あたりで甘くなる。

このように普段泳ぐ距離の1.2倍~1.5倍で様々な問題が生じ始めるのである。これはランニングで膝やかかとが痛くなったり、ももやふくらはぎが張ったりするのと同じ状況である。

この問題解決の唯一の方法は、「さらに長く泳ぐ」ことである。3000を何回練習しても、5000で何が起きるかはわからないし、対応することができない。非定期に6000~8000を泳ぐことで、何が起きるか(いつ何が甘くなるか)を観察し、対応することが必要である。

完泳することが目標であれば、7~8割の距離を1回泳いで観察する程度で十分であろう。すでに完泳はしていて、スピードアップが目標であれば、少なくとも1カ月に1回はレースの距離を泳いで甘くなるポイントを知っておくべきである。

しかし上記のアプローチは、10km以上のマラソンスイムでは3時間以上を練習に費やすことになり非現実的である。このため1日2回に分けるべきか、他の運動を組み合わせるべきかについて今後検証する。