スイム 45分
練習のテーマ
- 前回の練習で発生したテンポ1.00秒の空回りへの対応。
- テンポ1.00秒で14ストロークを維持するための道具作り
練習内容と結果
- ウォームアップ500ヤード@1.15秒:100ヤードずつ感覚を決めて、その感覚の基準を上げるための道具を使う。
- 前のめり感:入水後の手を10cm深く5cm前に伸ばす、顔で水を押す
- 安定感:わきの下を伸ばして手首はリラックス、中指を進行方向と並行に入水して伸ばす
- なめらか感:がまんしない手、フィニッシュの勢いでリカバリー
- 息継ぎ(両側):頭頂部水没維持、伸ばす手の2モード(休みと加速)、入水する手の加速
- 下半身を浮かせる:骨盤クランチ、足の指の付け根で水をひっかける
- 今日は滑りが悪く、15ストローク を維持するのがやっとの状態。そこで以降の練習内容を変更して加速感の引き上げと持続を図る。
- 50×テンポ変更(テンポ1.20-1.25-1.30-1.35-1.40):1.20秒で泳いだときのストローク数から往復共に1減らすことができるまでテンポを下げたところ、1.40秒であった。もっと早い時点(1.30秒)で発生するかと思ったが、今日は効率が悪く1.40秒までかかった。
- ストローク数を減らして加速感が得られたところで100ヤードに距離を伸ばし、ストローク数(13/14/14/14)を維持した。次にテンポを1.35-1.30-1.25-1.20-1.15-1.10-1.05-1.00まで上げた。このうち1.15まではストローク数を維持することができた。
- テンポが上がるにつれて「水中でしっかり水を抱える」意識から「水上のリカバリーを加速する」意識に移行。肩甲骨をまずゆるめてから前に素早く伸ばすことでテンポに追いつくようになる。
- 1.10秒からは14/15/15/15をかなりきつい感じで維持。きつい原因は加速を上げようとするとテンポに追いつかないため。なめらかな動きにするにはフィニッシュの推進力を減らす必要があるため、肩より前で推進力を増やす工夫が必要。
- 1.40から1.00秒までテンポを上げながらストローク数の増加を4に抑えることで、100ヤードで12秒短縮した。
- 次になめらか感を上げるため、倍速スイム(50×5@1.00秒)を実施。半分までテンポ2.0秒、残りを1.0秒で泳ぐ。ターンを入れると2.0秒がかなりきつい(不安定+苦しい)。力を入れどころと抜きどころを2.0秒で作ってから1.0秒に適応させる。
- 最後に100×2@1.00秒。ラクに回すことができるようになったがタイムは10秒遅くなる。
考察
- 速く泳ぐためには速いテンポで泳ぐことが必要であるが、単純にテンポに合わせるだけと加速を入れるのとでは11%の速度の違いが発生する。
- 加速を入れれば速く泳げるが、エネルギーの消費量は感覚的に20%以上増える。
- ディセンディングで加速を意識しながらテンポを1.00秒に上げるための道具箱を充実させるため、100ヤード単位の練習、200ヤード単位の練習と練習単位を伸ばすことにする。今回は100ヤードで行ったが、現在の体力と集中力では問題はないようである。今週いっぱいは100ヤード単位で実施する。
練習後の気分:6(テンポに合わせたときの空回りが予想より大きい)