2013年4月27日土曜日

練習記録 4/27

スイム 38分

練習のテーマ

  • キャッチの動作確認
  • 瞬間に終わるキャッチの動作について、(1)何をして、(2)どのような感覚が得られるとキャッチを正しく行っていることになるのか観察した。

練習内容と結果

  • プログレッシブFPスイム1000yd@1.05秒
  •  キャッチができる入水角度と場所
    -動作:入水角度を30度、入水位置を反対の手首の横延長線上
    -感覚:入水時に水面直下を滑るような感覚
  • スイッチのときの水中の手の形
    -タイミング:両手の横から見たときの座標が一致する
    -動作:肘をその厚み(7.5cm/3")だけ外に出しながら前腕を横から見て垂直にする。前から見ると45度の角度になる。
    -感覚:前腕、特に肘の近くで水の圧力を感じる
  • キャッチの動作
    -タイミング:リカバリーの手が肩を通りすぎる
    -動作:中指を中心に手の平を締めながら手首を折り曲げる
    -感覚:水の中でナイフを垂直に刺す
    ※スカリング動作によるキャッチは時間がかかりすぎてスイッチのタイミングに間に合わない。
  • スイッチ直後の水中の手の支え
    -感覚:スイッチ直前から直後にかけて水中の手で圧を感じ、入水した手が素早く前に出せる
  • テンポピラミッド:3x50+3x100+3x150(@1.05, 1.10, 1.15秒、13/14ストローク)
  •  テンポを次第に遅くすることで、キャッチとプルの加速を残しながらプッシュの割合を増やす。
  • 入水の角度と場所さえコントロールできれば、テンポが遅くなってもキャッチとプルはできた。
  • ただしキャッチから速やかにプルに移らないと、手首を曲げたまま手が水中深くに入ってしまう。キャッチで手首を折り曲げながら肘を外側に出すことで、水をかきこむ形が作れる。なおこの時点で入水して前に伸ばす手に意識が移るので、「かきこむ」意識は持たずに「水を支えるにする」という感覚だけが残る。
  • 100タイム計測@1.00秒:1:14
  • 12/13ストロークで泳げたのに加えて、水面を滑るような感覚が得られ非常にラクに1分15秒を切ることができた。
  • キャッチは手首を曲げるだけなので力はいらない。プルについては、手が肘の下を通るときに正しい形になるように肘の位置を気をつけるだけで、あとは反対側の動作を意識すればよい。結果として非常に軽いプルであり、プッシュも最小限にしながら過去最速レベルに達した。

考察

  •  TIスイムを始めて10年になるが、これまでキャッチとプルについては「競泳選手のもの」としてオヤジには不向きのものであると考えていた。しかし適正なプル、適正なキャッチを行えば「長く、速く」泳ぐのに非常に効果があることがわかってきた。
  • 一方競泳選手の特徴であるグライドタイムの削減については、キャッチやプルを適正なタイミングで行えばあえてグライドを削ろうとしなくてもよいこともわかった。我慢しない手はキャッチとプルの動作に置き換え、その動作を素早く行えばグライドタイムが維持できる。テンポが速くなるとぐるぐる手を回す恐怖が出てきていたので、グライドしてもよいというのは精神的にラクになる。また見た目もこれまでと同じ泳ぎ方ができる。
練習後の気分:6(結果は出したが圧倒的に泳ぎ足りない)