2013年4月18日木曜日

練習記録 4/19

スイム 60分

練習のテーマ

  • 60分続けて泳いだときに、意識をどのように集中させることができるか、また意識の集中を阻害させるものが何かを観察する。

練習内容と結果

  • 60分泳@1.10秒
  • 泳ぐ前の方針は以下の通り(単位ヤード):
    -100:16ストローク、リラックスしてテンポに合わせる。
    -100:15ストローク、新次元の加速の道具を使う。
    -100:14ストローク、これまでの加速(フィニッシュ中心)の道具を追加して加速を上げる。
    -残りは100を14/15/15/16の組み合わせで泳ぎ、疲れてきたら15/16/16/16にする。
  • 最初の500までは予定通り。問題は発生しなかった。
  • 500を過ぎた頃から15を2回続けると苦しさが増えたので16のときに呼吸のリセット(有声音を出しながら口と鼻から息を吐く)を追加する。
  • 1200を過ぎた頃から頭が混乱し、14が達成できなくなる。ここで計画を変更して、ストローク数を数えないでリラックスする4ラップ(100)を加える。数えないつもりだったが16を維持していた。リラックス後に14に挑戦し、14.5までは復活できた。この後からは無理をせずに15/16/16/16(または17)に切り替えた。
  • 油断をすると水中動作後半(フィニッシュにかけて)で加速をしようとする。1800頃でこの加速を2ラップ続けると急速に速度が落ち、空回りするのを感じることができた。新次元の加速の道具を持ち出して水中動作前半だけに集中する。明らかに下半身は10~15cm沈むが、ストローク数という結果で見ると速度への影響は微少。
  • 2500を過ぎたあたりから意識がもうろうとする。惰性で泳ぐことは絶対に避けたかったので、入水直後の両手の形をイメージして、見た目がそのイメージと同じになるようにすることだけを意識した。
  • 3000を過ぎたあたりから気分がすっきりする。雨上がりの空のように爽やかな感覚。今思うとこれはスイマーズハイだろう。何でも実現できそうな気がして14に挑戦するが失敗。体は確実に疲労していた。
  • 頭の回転はとても速くなった感じがしてもったいなかったので、この疲労状況における加速の仕方について研究した。水中で水を「しっかり後ろに押して」進もうとすると極端に疲れる。水を「ひっかけて手前に寄せる」のはできるが、疲れにより動作が鈍っているので素早い動きができない。これまでのピラミッド練習で得られた道具があまり機能しなくなる。
  • 水上の手の動きを素早くするなどいろいろ試したが、この時点で効果があったのは「体が前に移動するのに合わせて手で水を後ろに押す」ということであった。カイゼンレベルであれば体幹の回転と手の動きをつなげるということになるが、ここでは「左肩が前に出るのに合わせて右手で水を押す」ような動きである。
  • 上記の動作の直前で水中で意識することは手の「形」だけであり、動作は意識しない。このため疲れていても意識して行いやすい。最後の10分程度はこの意識だけで16ストロークを維持した。
  • 結果はちょうど4000ヤード(約3600m)であった。前週の1650ヤード(約1500m)が25分、1分60mペースだったので、同じペースで2.4倍の距離を泳いだことになる。2週間前の1000ヤードが16分だったので、4倍の距離だがペースは6.25%速くなっている。
  • 最後に得られた「疲れたときの加速の道具」を使う場面を増やせば、今回の倍泳ぐことはそれほど難しいとは感じない。ペースについてもテンポを1.00秒で同じようにできれば1500m28分の制限はクリアできると判断した。来週よりベーステンポを0.05秒上げて1.05秒で練習する。特に新次元の加速、疲れたときの加速の道具を磨く。
  • 一回の練習で4000を泳いだのはマスターズの練習を含めても過去に記憶がない。
練習後の気分:8→6(直後はよかったが昼食後に一気に疲れが出て3時間は何もできなかった。10歳の次男はこの2倍近い距離を毎日泳いでいて、それから宿題やお稽古ごとをやっていることを考えると頭が下がる)