2015年3月17日火曜日

キックの強化2

スイム 60分 2600yds

  1. ウォームアップ 400:7つの感覚を50ずつ意識
  2. キック 8×100:スーパーマンキック25、スケーティングキック片側ずつ25×2、2ビートアクセントを意識した6ビートクロール25、ビニルフィン無し2セット、フィン有り2セットを交互に行う
  3. 2to6ビートキッククロール 4×100:フリック2ビート→シザーズ2ビート→6ビートとして25ずつ6ビートの割合を増やす
  4. 6ビートキッククロール 4×100:1st, 2nd25は入水の手に合わせてアクセントキックを入れ、3rd, 4thは6ビートに入水の手を合わせる。
  5. アンクルストラップクロール 4×100:アンクルストラップを装着し足の動きを止める。
  6. クロール 200:前半100は足の動きを止める。後半100は6ビート。


これまでキックは、
  1. ひざをゆるめる(ひざが曲がる)
  2. くるぶしをゆるめる
  3. ひざの裏を素早く伸ばす
としていたが、ビニルフィンを使うと、
  1. 水を足に当てる
  2. ひざをゆるめると同時に、足の甲を支点にしてハムストリングスで素早くももを引き上げる
という動作に短縮化できる。これまでのキックでは3のステップでひざ裏が緊張することがあるが、ビニルフィンによるキックの2では、意識をするのはハムストリングスでありひざではない。従ってひざが緊張することもなくなる。

またハムストリングスで上に引っ張るイメージではももが緊張しがちになるが、腸腰筋を引き上げる(進行方向に引く)イメージに変えるともももゆるめることができる。なお腸腰筋が使えるのは
  • 骨盤がフラット(ChiRunningのチルト状態)
  • 手を前に伸ばし、わきの下が軽く張った状態
のときである。ビニルフィンで軽く水の圧を感じ、足の甲全体をてこの支点にするだけで素早いリズムのキックが可能になる。足の甲やひざ、もものいずれも力点ではなく、腸腰筋(または骨盤)が力点になって「てこ」として機能する。足のほとんどの部分をリラックスさせながら、素早いキックが可能になる。

厳密には3番目のステップとして、足の甲で水を押すことで安定性と推進力が生まれる。しかしこの作用点は腸腰筋や骨盤の動きの結果もたらされたものであり、足の甲で水を押し下げることではない。押し下げたら持ち上げる必要があり(ダウンキックとアップキック)、そうすると疲れるキックになってしまうのであろう。支点であり作用点ではあるが、力点ではない点がこれまで認識していたキックとの違いである。

キックの動きが素早いので、キックに合わせようとすると必然的にテンポが速くなる。今日は空回りを気にせず、キックのタイミングに合わせることだけを意識した。結果としてはストロークに合わせてキックをしていたとき(3ビート毎に小さな間隔が空く)に比べて100ydsで6~12秒速くなった。

このキックにより2ビートも股関節を締めやすくなり、2→6ビートキックへの移行がラクになった。
またキックなしの泳ぎでも下半身が安定するようになった。

・プッシュオフ後のキックの始め方

・これまで:ドルフィンして、バタ足して浮き上がったらひとかき
・CROSモード:ひとかきして、入水する手と反対の足でアクセントを入れてから3ビート、反対側で3ビートを打ち、入水する手がアクセントキックをリードして6ビートを始める。スピードアップするときはアクセントキックが入水する手のタイミングをリードすることで、より速いテンポで泳げるようにする。

2日で5km近い距離をバタ足したが、全く疲れなかった。またグライドキックもスケーティングキックも前に進むようになった。大きな進歩である。週末には20分程度6ビートで泳いでみる。



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