1)CROS(Cold Rough Open water Swimming)モードの開発
○イメージ:冷たく荒れた海でもうねりを貫いて進む○具体的技術
- うねりに流されない安定した下半身:エッジの効いた6ビートキック、足がつるリスクのあるフリック動作のない、はさみ込む2ビートキック
- 自分軸:動作の基準を水面ではなく自分のからだにする
- 入水とプッシュの連動:リカバリー後半動作を加速する
- 空回りしないテンポ1.0秒:水中動作を速くしてフィニッシュの位置をテンポ1.2秒と同じにする
- 可変テンポ:うねりの状況に合わせてテンポを変える
- 可変スイッチタイミング:うねりの状況や潮の流れに合わせてスイッチのタイミングを変える
- うねりへの対応:向かって来るとき、後ろから来るとき、横から来るとき、波頭の位置により泳ぎを変える
- パドラーと平行に泳ぐ:息継ぎをしながら距離を保って同じ方向を泳ぐ
2)9時間の運動に耐える持久力
○想定時間:コンディションの良いときで7時間、悪いときには9時間半の運動○イメージ:心拍数120程度で最低7.5時間は実際に運動する。残り1.5時間は気力で延長する。
(2015年2月は6時間を想定し、7時間まで気力で延長できた)
○具体的なアプローチ
- 水泳のみ1時間
- ランニング1時間+水泳1時間
- ランニング1時間+水泳90分(→前回はここまで実施)
- ウォーキング2時間
- ウォーキング2時間+水泳90分
- 3時間以上のウォーキング(またはバイク)
- 3時間以上のウォーキング(またはバイク)と水泳120分
- 2時間以上のウォーキング(またはバイク)と水泳150分
- 3時間以上のウォーキング(またはバイク)と水泳120分、食事をはさんで水泳90分
- 3時間以上のウォーキング(またはバイク)と水泳120分、食事をはさんで水泳120分
3)水温21度への耐性強化
○低温症を避けるために低温スイムの持続時間を伸ばす○イメージ:サンフランシスコ(夏で水温16度)で2時間泳ぐ→3時間泳ぐ
○具体的なアプローチ
- ウェットスーツ(袖無し)、サーマルキャップで1時間
- ウェットスーツ(袖無し)、サーマルキャップで2時間
- ノンウェット、サーマルキャップで1時間
- ノンウェット、サーマルキャップで2時間
- ノンウェット、シリコンキャップで1時間
- ノンウェット、シリコンキャップで2時間
■スケジュール
- 3月:1)キックおよび下半身、2)連続2時間運動
- 4月:1)キャッチタイミング、2)連続3時間運動、3)ウェット着用1時間
→短水路1650ヤード出場 - 5月:1)プッシュ強化、2)連続3.5時間運動。3)ウェット着用2時間
- 6月:1)リカバリーコントロール、2)連続4時間運動
→4km OWS大会出場(日本)、グアムキャンプ×2 - 7月:1)可変テンポ、2)連続4.5時間運動、3)ノンウェット1時間
→長水路1500m出場、Bridge to Bridge 10km - 8月:1)可変タイミング、2)連続5時間運動、3)ノンウェット2時間
→サンタクルーズ1mi, 2mi、アルカトラズ片道、アルカトラズ往復、 - 9月:1)CROS仕上げ、2)連続5.5時間運動、3)ノンウェット2時間
→初島熱海12km、グアムキャンプ×1 - 10月:1)スピードアップ、2)連続6時間運動
→香港15kmリレー - 11月:1)スピードアップ
→シンガポール8.3km - 2016年1月:オーストラリア10kmレースでこれまでの練習成果を確認
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