今日は37度越えの予報だったためランを行わず、代わりにスイムだけで5000を泳ぐことに決めた。
●集中力を維持する
1時間のランの後のスイムでは、いずれも集中力が途切れて足がつり、中断した。その経緯は以下の通りである。- 決めたメニュー通りに泳ぎ、フィードバックも得られている。
- 意識はしている(道具が使える)がフィードバックが得られなくなる。
- 意識できなくなり、ただ泳ぐだけになる。
- 足がつる。
- 続ける意欲がなくなる。→やめる。
ランは行ったら帰ってこなくてはならないので強制力が働くが、プールの場合はすぐに諦めることができる。諦めやすくなる一因である。
2日間の9kmランとスイムで90分の連続運動はできることがわかったので、スイムだけで90分運動し続けるために何をすればよいかを考えた。運動量自体は明らかにランと組み合わせた方が多く、またランをしないので足がつるリスクも小さいと判断した。そこで残るのは集中力であり、集中力を維持して5000を泳ぐことを目標にした。
●テンポピラミッド 10×200@1.15~1.40~1.20秒/0.05秒
200ヤード単位のピラミッドは初めてである。スピードを追究すると、疲れて集中力が切れるリスクがあったため、「正しい形」で「撫でる軌跡を伸ばす」ことだけを意識してテンポを変えた。
結果としてペースは1分30秒台後半であった。この後のディスタンスピラミッドでスピードを上げることができたので、準備としては成功である。今後は1分30秒台前半→テンポを上げる局面で1分30秒を切るペースにまで上げる。
●ディスタンスピラミッド 4×500(200+150+100+50)@1.15~1.00秒/0.05秒
ラクにテンポを維持することからスピードアップに切り替える技術を磨くため、距離を徐々に減らす方向で練習した。「引っ掛けて撫でる」ことを意識しながら、既存の泳ぎとニューパラダイムの泳ぎの間の泳ぎでスピードがどこまで上がるのか観察した。
テンポ1.00秒で100ヤード1分23秒ペースで、1時間以上泳いでいるわりには得たい結果が得られた。
●テンポスイム 400@1.00秒
ディスタンスピラミッドで速い状態を作ったので、同じやり方でリラックスを加えて400を続けて泳いだ。かなりリラックスして泳いだが、ペースは1分30秒台前半でラクに速い状態ができた。普段のフォーカルポイント・スイムに比べて1分近く短縮していた。いずれの練習においてもターン後には必ず3ストローク分を「前のめり感の増加」に費やして、その後「なめらか感を維持」しながら加速を上げるようにした。基準となる感覚を決めてその感覚を得るための道具を使うことで、上記2のフェーズ(感覚が得られなくなる)を避けて集中力を維持することができる。
今日は最後のクールダウンまで意識が泳ぎをコントロールすることができた。ここ数日のラン&スイムでは得られない充実感であった。
5000を泳いだ(グロス90分、ネット78分)のは練習で初めてだが、1時間のランに比べてからだの疲労は半分~3分の1程度である。ランを始める前は考えられないほど体力がついていることが実感できる。ここ半年で550kmを走ったが、その効果が出ている。
●水分と電解質補給の重要性
ハーフマラソンで戦略的に失敗して以来、電解質と水分の補給を行っている。スイムではこれまで必要ないと思っていたが(どうせ飲んでいる)、本日体重を計測したところ、500g近く体重が減っていた。
水泳の運動量は800カロリーで、全部脂肪で賄われたとして800÷7=114g、実際には脂肪以外からカロリーは使われることもあるので100g以下であろう。従って400gは汗で排出されたことになる。
汗の塩化ナトリウム含有量が0.5%(0.05~0.6と諸説あり)とすると、ナトリウムだけで2.0gが体内から出てしまっている。ホメオタシス機能で汗腺からナトリウムを再吸収するそうだが、水中ではそれが正しく機能できるのかまでは確認できなかった。
30分も走れば汗をかくので、30分も泳げば汗をかくのであろう。ミネラルが欠乏すると足がつるリスクが高まることは身を以て実験済みなので、30分以上泳ぐのであれば必ずミネラルを摂取する習慣づけをしたい。
ラン&スイムを行うときは、ランで30分あたり300ccの電解質溶液、スイムで500ccの電解質溶液を摂取している。またランとスイムの間に足がつりにくくなるという漢方も飲んでいる。電解質溶液はランでは高濃度の液を薄めるタイプを使い、濃いめ=甘めにしている。走りながら飲んだときに気分がリフレッシュされる。スイムでは日本テイストの味が上品な錠剤を魔法瓶に溶かして飲んでいる。
練習後の気分:9(目標達成)
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