2014年5月24日土曜日

サンフランシスコ市内21kmを走る

7月のサンフランシスコのフルマラソンの準備のため、コースを半分試走した。

ラン 21.2km

フルマラソンのコースはエンバーカデロ(金融街の端)から海沿いにピア39、フィッシャーマンズワーフを通って金門橋を往復し、ゴールデンゲートパークからダウンタウンを横切り、AT&Tパーク脇を通って元の場所にゴールする。

火曜日に自動車で走りながらコースをビデオ撮影した。コース分析の結果、今回はアップダウンが最も大きく、風や気温の変化などもある前半のコースを往復する形でハーフを走った。

エンバーカデロからフィッシャーマンズワーフまでは人混みさえなんとかすればコースとしてはやさしい。当日は走る人だけになるので抜く/抜かされるときに注意する必要がある。ワーフを越えると海洋公園の脇を通る。この公園はアルカトラズスイムのゴール地点であり、土日はOWSの練習をしている。ウェットスーツで泳いでいる人をちらほら見かけた。

公園を過ぎるといきなり急な上り坂が100m程度続き、フォート・メイソンに達する。その先はゆるい下りとなり公園を通り過ぎ、フラットに戻ってからマリーナ、公園のようなところを通り過ぎる。

かなり橋に近づいたところで、いよいよ急坂を登る。ここは歩行者専用道路もなく、ガードレールの外側の狭いあぜ道を歩行者とシェアするのでとてもあぶない。200m程度上ったところでリンカーンブルバードに合流し、歩行者と自転車専用道(バッテリー・イースト・トレイル)がスタートする。ここからはそれほど上りもきつくなく、気持ち良く走っているうちに金門橋のスタート地点に到着した。

金門橋は寒い。北風が強いわりには橋が雲に覆われていて日も当たらない。体感温度は10度を切っている。ここで5度目のセルフィー(自撮り)。本番ではそんな余裕もないので、今回は記念撮影も兼ねている。


橋はゆるやかな上りと下りが連続している。片道2.7km。反対のビスタポイントまでの距離を入れると3kmを越える。汗で濡れたシャツが冷えてとても寒かった。ビスタポイントでGUを摂取して後半に備えるが、この段階で左のくるぶしに違和感があった。

本来はゴールデンゲートパークに向かうのだが、今回はビスタポイントまでの往復とした。後半は下りの連続になるのだが、これが予想しないぐらいきつかった。残り18kmあたりから「足が棒」になり、。ほとんど動かなくなる。前回のハーフマラソンでは体験しなかったのか、体験していたが足がつっていて気がつかなかったのかはわからないが、前に進むのが苦痛であった。所定の距離を走った後は1km程度歩いて駐車場に向かったが、ほとんど記憶がないくらい根性だけでたどりついた。

この状態は昼食後には治まり、翌日はくるぶしの痛みを除けば筋肉痛もなく快調であった。Web上の体験談を読むといわゆる30kmの壁らしい。私の場合脚力がないのと、下りの連続で早めに症状が現れたようだ。

ランとスイムの決定的な違い

スイムは運動時間が短い(1500mで25分、3800でも1時間)ので、フォームに集中して道具を駆使することができる。一方ランは運動時間が長い(1時間~5時間)ので、意識を集中し続けることができない。ランでもフォームを固めるフェーズではいろいろ意識して評価しながら走ることができたが、10kmを越えた練習、さらに20kmを越えると「精神力」のウェイトが高くなりそうである。

また脳自体の持久力も考える必要がある。あれこれ考えていると1時間後には疲れ、フォームのチェックもおろそかになり結果として体も疲れて足が棒になる。これまでの経験では脳がフルに機能するのは1時間が限界である。複合的な練習にしても、単発の練習(長距離ラン)にしても、脳をセーブしながらこの限界を引き延ばす必要がある。

練習後の気分:9(とりあえず完走した)


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