○アルカトラズスイムとは
クリント・イーストウッド主演の映画(あるいはニコラス・ケイジとショーン・コネリーの映画)の舞台になった「アルカトラズ島」からサンフランシスコの海洋公園まで泳ぐ。アルカトラズ島はサンフランシスコからわずか2.4kmの距離にありながら、1960年代まで脱獄不可能な刑務所として使用されていた。フィッシャーマンズワーフから見ると、本当にすぐ近くに島がある。なぜこの島から泳いで逃げられなかったのか(脱獄者のうち7人が溺死または行方不明)不思議に思うが、夏でも水温14~16度と低く、潮の流れも非常に速い。オープンウォータースイムにおいてはチャレンジグなコースである。
いくつかのグループがアルカトラズスイムを実施しているが、いずれもアルカトラズ島近くでフェリーから海に入り、海中からスタートする。潮は東から西に流れるので、西寄りを目指すらしいがあまり西に寄ると今度は西側に流れるらしい。
○前日の練習の考え方
当日レースで泳ぐ時間が60分未満であれば、スイムはペースではなくスピード指向になる。このため前日の練習もスピード感覚を確認することが中心になる。特に今回は日曜日の低温スイム以来風邪気味で泳がなかったので、速いテンポにおいて水抱え感を維持するための練習を行った。
- アップ200:いつもの半分、まあなと加速感50ずつ
- 10×100:テンポピラミッド@1.15秒→1.30秒→1.00秒 14/15ストローク
- 2×100@0.95秒 15/16ストローク
- リラックス100+サイティング練習
合計:1500ヤード(グロス29分、ネット21分)
速いテンポで空回りしないようにするには、まず遅いテンポでストローク数を確実に減らし、テンポを次第に上げながらストローク数を維持する必要がある。翌日に疲れを残さないように、全力の7割程度の力を使いながらストローク数を維持した。
最後にレーステンポである0.95秒で空回りをしないことを確認して終わりにした。スケーティング姿勢でわきの下を伸ばす方向、キャッチの手の形と中指の向き、なで始めの肘の位置、フィニッシュの場所などを速いテンポのときにどこにすべきかを記憶して終わりにする。
最後はリラックスしながら泳ぎ、サイティングの練習を加えた。おそらくブイがなく、目標物もあいまいな状態で泳ぐことが考えられるため、ドラフティング用のサイティング(前の人との距離を維持するための確認)を練習した。
海洋公園は着替える場所もシャワーもないので、携帯型シャワーは購入した。ただし公園に置きっぱなしになるので盗難が心配である。
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