2014年8月25日月曜日

苦手な側の息継ぎを磨く2

前日に12kmのランを行った。5kmを越えるランは先月下旬のマラソン以来で1ヶ月振りである。
心拍数135~140を維持してペースは7分20秒、後半は140~145を維持してペースは7分40秒で全体として心拍数140、平均時速8kmであった。私のからだではこの程度が無理なく走れる強度である。この後で3000を泳ごうと思ったぐらいラクであったが、夏休み最終日で10時からプールが混んでいたのであきらめ、本日泳いだ。

○LSDスイム 6000yds(4x1500、グロス1時間39分、ネット1時間36分)

短い距離を繰り返し泳いで全体の距離を増やすのは大切であるが、一度に長い距離を泳がないと見えないことがある。これはランの練習でよくわかった。前回のLSDでは1000を6本泳いだが、今回は1500を4本泳ぐことで見えないものを見つける。

・左右息継ぎのコンビネーション

これまではラップあたり右→左→右→左→右→左で各3回ずつ息継ぎをして苦手な左側を練習した。しかしこのやり方だと17ストローク必要であり、また17ストローク目が息継ぎのリカバリーと重なり横を向いているのでフリップターンのアプローチの目測ができない。

今回は1回に泳ぐ距離が1500と長いので、いろいろな組合せを試してみた。その結果右→左→右→左→右→右(2ストローク)が最もタイミングが合わせやすいことがわかった。メリットは以下の通りである。
  • 期待値の低い左側を続けることによる欲求不満を右の2ストローク呼吸で解消できる。
  • ターンのアプローチは左手を入水して伸ばしてから始まるので、壁までの距離の調整が容易である。
  • また利き手の左手でひとかきしてからターンを始めるため、アプローチで加速しやすい。
  • 17ではなく16ストロークで維持しようとする意識が強く働く。
50mプールや壁のないOWSでも2ストローク呼吸を間に取り入れることで、苦手な側の苦手意識を減らすことができるか今後テストする。

・水平面上の顔を回す角度で劇的な変化

苦手な左側呼吸が苦手である理由は、
  1. 口に水が入る
  2. 右手ががまんできない
  3. 軸がぶれる(左足が開く)
  4. 耳に水が入る
などであるが、このうち1が深刻である。前回は対応策として口を閉じるタイミングを早くしたが、左右で閉じるタイミングを変えるのが難しい。

今回は水平面上で顔を回す角度を変えてみた。上から見た場合、右側呼吸では進行方向に対して時計の短針で3時を指していると考えると、左側呼吸ではこれまで8時を指していた(やや後ろを向いた状態)。これを9時30分(9時と10時の間)まで変えてみたところ、口に水が入らなくなった。

ただし無意識では後ろを向いてしまうので、意識して顔の向きを変えないとならない。今回の練習ではこれが大きな収穫であった。

・疲れによる泳ぎの変化への対応

前回よりも今回の方が1回に泳ぐ時間が長くなったので、意識が飛びやすくなった。意識が飛ぶとストローク数の増加という形ですぐに結果が現れる。17-18ストロークの割合は1本目が1割、2本目も1割、3本目が6割、4本目は8割である。

完全に別のことを考えていた時間もあったが、それでもストローク数は増加する。空回りを防ぐためには、「一つのシンプルなメッセージ」だけをひたすら意識し続けるのが効果的である。

今回は「手の平にあたる水」をメッセージとして、手の平で感じる水の圧力を意識集中の拠り所にした。一回手の平に圧力を感じれば、それを増やそうとする本能が働く。手の軌跡を伸ばしたり、手の形を意識しながら動かしたりすることで劣化を抑える。


・肩甲骨が石になる?

20km以降足が棒になることで走れなくなることは何度も経験した。今回泳いでいて肩甲骨が固まる感覚が生まれた。これが糖分不足によるものか、乳酸の蓄積によるものか、筋肉の疲労によるものか原因を特定する必要がある。筋肉の疲労によるものであれば、それを回避するための代替手段を導入する必要がある。事象を再現するために2時間程度泳ぐ必要があるかもしれない。




練習後の気分:8

0 件のコメント:

コメントを投稿