○前半のフォーカルポイント
着地点とリリースポイントを意識した。ラクに走るためには重心を前に移動し続けるようにする。重心を前にするためには次の2つを行う。a) 体を前傾させる。腰から前に寄りかかるようにする。
b) 上半身だけさらに前傾させる。腰骨から上を3cm傾ける。
上記二つを行うと、重心が爪先より前にある感覚が得られ、着地点も自分のからだの下または後方になる感覚が得られる。リリースはさらに後ろになるので、かかとが上がってストライドも伸びる。
ところが上り坂や下り坂、さらに上りが終わった直後や下りが終わった直後は体が立っていて重心が下がる。今回は上りの直後、下りの直後に着地点とリリースポイントを確認し、からだより前になっていたら意識的に前傾した。
○中盤のフォーカルポイント
両足が通る幅を意識した。この幅が広がるほど、がに股走りのリスクが高まる。両足の内側が通る幅を20cmとして、この幅に収まるように足の向きを内側にしながら動かすようにした。ひざだけ内旋するのではなく、もも全体を内旋する結果ひざが正面を向くようにした。○後半のフォーカルポイント
くるぶしのリラックスを意識した。バリバリのランナーがクロールを泳ごうとしたときの最初の壁は足が沈むことで、次の壁はバタ足ができないことである。前者は足に脂肪が少なく筋肉が多いので、比重が大きくなり沈みやすくなる。後者はくるぶしが固まっていて、いわゆるスナップができないことが多い。なぜくるぶしが動かないのかこれまでわからなかったが、自分が走るようになって理由がわかってきた。普通のランニングシューズでは、くるぶしの周辺が保護されると同時に固定されてしまうのである。15分も走るとくるぶしのあたりがつったようになったので、それ以来ベアフット型のシューズに変えている。
くるぶしがラクに動くようになってからは筋肉痛も起きなくなったので、足首のスナップはランニングにおいて重要な要素なのであろう。疲れてくると全体が緩慢となり、スナップも利かなくなってくるので今回はかなり意識的にくるぶしをリラックスさせ、足が地面を離れるときに軽くスナップしてかかとを上げるようにした。
練習後の気分:8(水泳と同じようにアプローチを考えながら練習できたが、フィードバックが弱い)
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