2015年4月25日土曜日

水温12度の中43分間水着で泳ぐ

サンフランシスコ海洋公園
気温11度、水温12.1度


初めての水着チャレンジ。シリコンキャップ+サーマルキャップ、ラッシュガード、パンツ型(足首まである)水着+ショーツ型抵抗水着、耳栓。

○最初

ウェットのときは手のひらと足先の痛みだけだったが、水着になると全身が痛い。ウェットスーツではスタートから最初のブイまで泳げば(約2分)冷たさに慣れることができたが、水着の場合は3番目のブイまで泳がないと(約5分)落ち着かない。ウェットスーツを着たときも最初は5分かかったので、繰り返せば短縮できるであろう。

○泳ぎ方の違い


  • 抵抗水着を着けていることもあり、前のめり感はウェットスーツ着用時より低い。
  • 一方で入水した手を前方向に加速すると下半身が浮きやすくなる。前のめり感が作りやすい。
  • 足が適度に沈むため、キックによる安定感が増える。ゆるめたひざを素早く伸ばすことで足に当たる水の感触も強くすることができる。

○からだの冷えによる泳ぎの変化

  • 最初に手のひらの感覚がなくなった。泳ぎ始めて30分程度である。指先だけでなく指全体が麻痺して、手のひらの向きもコントロールできなくなった。この段階で水中の手の動きは、肘の角度を意識することに切り替えた。
  • 次に震えが始まった。35分程度経過していた。震えはからだを温めるための本能的な動きであり、それ自体が低温症の徴候にはならないと先週講義を受けていたので、落ち着いて泳ぐようにした。
  • 次に呼吸が浅くなってきた。40分経過していた。体内の「暖炉」を確認したところ、火の勢いは弱くはなっていなかったので続けて泳いだ。
  • 最後の50mはコンディションがかなり荒くなっていたが、手の入水直前に加速をしてエッジをかけるようにしてからだを安定させた。
  • 浜に着いたときには低温のためかなり動揺していた。からだの急激な変化に対して精神的なあせりがあった。2週間前にウェットスーツで1時間泳いだときにはなかった徴候である。
  • 昨年泳いだときは足がつったが、今回はほぼ6ビートで通したので足をつることはなかった。

ゴールデンゲートブリッジからベイブリッジ(あるいはその逆)、アルカトラズ往復などの大きなイベントのスイム時間は90分を目安にする。従って通常練習でも水着で90分水中にいることができれば本番で低温症になるリスクを減らすことができる。

次回はいくつか考えられる低温対策を行い、時間を60分に伸ばす。


練習後の気分:8(水着でも泳げたことは自信につながった)

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