2014年9月6日土曜日

透明度の低い環境で泳ぐ

プールとOWの違いはいろいろあるが、泳ぎやすさ・泳ぎにくさの点では「透明度」は大きな要因となる。今日は透明度の低い環境で泳ぐことで23日の初島熱海横断泳に備えた。

・OWS シャドークリフ 30分

イーストベイに22年、サンラモンに4年住んでいて、車で20分足らずのところにOW経験ができる場所があるとは知らなかった。これまでは40分かかるデルバレ湖に行っていたが、スイマーがガラガラヘビに噛まれたと聞いてやめていた(トライバレー地域はガラガラヘビが出るので有名)。蛇は人間より泳ぐのが速いそうである。

シャドークリフのビーチはボリス湖という小さな湖の脇にあるが、はっきりいって巨大な池である。夏は乾期であり雨や流入する水もなく、汚染度も高い。毎週発表される大腸菌の数のレポートを見て泳ぐかどうか決める必要がある。8月上旬は遊泳できなかった。

水温は期待外れで高かったが、透明度は1m程度である。しかし藻が水面近くまで茂っているので、見えない方がよいという面はある。以下は透明度の低い水で泳ぐ手順である。

  1. 透明度が低いとわかったら、まず「あきらめる」。見えないものは見えない。壁はないので激しくぶつかる心配はない。
  2. 前に伸ばしている手が見えるか確認する。見えれば幸せであると思う。ただちに手の深さ、キャッチの型、プルの軌跡など水中の手の動作観察を集中して行う。
  3. このように泳ぎの観察ができれば、落ち着いて泳ぐことができる。次に息継ぎのときに頭頂部が水面に来るようにする→頭を寝かせる。無意味に頭が上がる状態を避けるためである。
  4. サイティングの頻度が高くなるのはしょうがないとあきらめる。下が見えないので、本能的に前を見たくなる。ただしサイティング目的のサイティングは3回に1回程度にして、あとはサイティングしたような気がするだけのプチサイティングにして、首の緊張をとる。前を見ているという安心感を持つのが目的である。
  5. 慣れてきたら頭を突っ込んで泳ぐ。思い切って頭を突っ込むことで、頭が上がりがちな状態を逆に認識することができる。4~8ストロークは突っ込んでいても問題ない。この間は息継ぎもしなくてもよい。
OWSではさらに「温度差」にも注意する必要がある。突然冷たくなるときがあるので、そのときにあわてないようにする。今日もかなりの温度差があった。

温水と携帯シャワーを忘れたが、公園の水シャワーが温水のように感じたのでおそらく水温は高くなかったのであろう。

OWS対策としては、日本に行くまでに地元のプールで「やや低温」状態を体験する予定である。気温15度、水温22度で90分泳いでみる。



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