2014年9月13日土曜日

技術の積み重ねで加速する

前日はインディアンサマーの続きで、9時の時点で気温が25度を超え、久々に「やりたくない気分」全開であった。しかもスイムでは、こちらが縦に泳いでいるのを無視するかのようにご婦人がプールを横に使ってウォーキングを始め、ぶつからないように泳ごうとするためほとんど集中できなかった。ランの疲れもあり4000ydsで中断し終了した。

ラン:7.6km 57分

いつもより30分早めたことで、気温は21度となんとか走れる環境になった。最初の1kmは心拍数135を超えないようにそろそろと走り、半分までは140以下、後半は145近辺を目標にした。結果は前日よりも1kmあたり20秒ペースが速かったが、走っている感覚では前日の6~7割程度のきつさであった。

スイム:4400yds

これまで400ヤード×10セットの練習では、1回の400の泳ぎ方を50ずつに分けて1つの意識に集中して泳ぐことで間延びしない練習を行うことができた。今日は発展形として、50ずつに分けて1つの意識に集中し、そのときに得られる感覚を維持しながら次の意識を「加える」ようにした。具体的には、
  1. 入水場所を確定する。前のめり感を最大にするとともに、入水後の滑り感を増やす。前のめり感を得る結果、下半身が浮く感覚を得る。
  2. 入水場所を維持して下半身が浮いた感覚を得ながら、入水後の肘を素早く伸ばす、あるいは体幹の回転のキレを上げて加速感を得る。
  3. 入水後の加速感を維持しながら、手を伸ばすときにわきの下を使ってさらに遠くに手を伸ばし、キャッチの型で水を抱える。このときの手の平にあたる水の感触を得る。
  4. 入水後の加速感や手の平の水抱え感を維持しながら、肘を曲げることで水中の手の動線をからだに近づけ、できるだけ遠くまで水を押す。からだの下を手が通るときの水抱え感を感じる。
  5. 入水後の加速感→手の平の水抱え感から肘を加速することでからだの下を手が通るときの水抱え感を増やすとともに、からだが前に進む加速感を得る。
  6. 入水後の加速感→手の平の水抱え感が得られる瞬間に入水の手を前方に加速し、5の水抱え感やからだが前に進む加速感を増やす。
  7. スイッチのタイミングを6からずらして、5の加速感とリカバリーで手を前方に動かす加速感とを一致させる。
  8. 全体をゆるやかにつなげることで、それぞれ同じ感覚を得ながら投入エネルギーを減らす。

意識を一つに集中するだけでなく、そのときに得られる感覚を覚えておく必要がある。次の意識に切り替えるときには、その感覚を維持する前提で次の意識に取り組めばよい。

また2つのことを同時に行うことはできないので、意識するタイミングをずらすことも必要である。手を入水後に加速する→キャッチの型を作る→リカバリーまたはスイッチと連動して水中の肘を加速して水を後ろに押す、は時系列で発生するため、それぞれを意識することが可能である。

このように技術を積み重ねることで、最後のテンポ1.00秒を除いてディセンディングで(ペース1分35秒~1分26秒)泳ぐことができた。またペースもこれまでより2~5秒速くすることができ、ターゲットテンポ1.05秒では1分26秒台で泳ぐことができた。


練習後の気分:9(仮説を検証することで得たい成果が得られた)

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