2014年10月6日月曜日

タモン湾の端から端まで6kmを泳ぐ

台風18号と19号が通過する過去最悪の天候の中、キャンプ2つを無事に終了することができた。ランやスイムはいずれも開始1時間前、終了1時間後には大雨、大風の中、各セッションとも雨に降られることなく終了できたのは奇跡に近い。

台風19号は大型でグアムの北、ロタを直撃した。前日夜からCondition1が知事より発令された。これは外出禁止令で、送迎バスも全て運行停止、レオパレスのコンビニも閉店となった。沖縄での台風直撃を経験しているので前日に食料を調達し、台風の通過に備えた。夜は静かで拍子抜けしたが、朝5時に起床したときは風と雨が非常に強く、ドアの前には水たまりができていた。

ドップラーレーダーで午後3時頃には一旦雨が収まることがわかっていたので、タモン湾を端から端まで往復した。距離は6.23kmである。

○コース

新設のロッテホテル前からヒルトンまで、湾を砂浜に沿って泳ぐ。これまではウェスティンからパシフィックスターまでの2kmを設定していたが、今回は前後を伸ばして片道3km、往復で6kmとした。

○コンディション

台風が通過した数時間後とあって、珊瑚礁の先は水煙が立つほどの荒波である。当然湾内のうねりも非常に大きく、過去最大であった。感覚的には初島-熱海の前半のような状況である。

また潮位の関係から午後3時半に開始したこともあり、潮の流れが普段泳ぐ時間と全く異なっていた。

○泳ぎ方

  • テンポ:キャンプ中の練習では速いと感じたが、本番に合わせて1.0秒に設定した。
  • 最初の1.5km:うねりがかなり高く、目標のブイが全く見えない。とりあえず進んでいる感じ。遠くの建物を目標にして泳ぐため、時々後ろを見て左右にずれていないかをチェックした。本番モードに入っているため、テンポ1.0秒を速く感じることはなかった。
  • 折り返しまで:パシフィックスター以降は未知の領域であった。イパオビーチの小屋を目印に直線で泳ぐ。イパオビーチからヒルトンまでは非常に静かで泳ぎやすかった。
  • 折り返しから1.5km:追い潮で滑り感たっぷりで泳ぐことができた。ランニングでは下り坂でリラックスして充電することが望ましいが、スイムの場合は水抱え感を増やして加速する方がよさそうである。自転車のギア使いに近い。
  • 残り1.5km:エンドレスプール状態。過去このコースは追い潮でラクに滑ることができたが、今回は時間が異なったこともあり全く進まない。1ストロークで30cm進む感覚である。最初は「1ストロークずつしっかり泳ぐ」ことを意識したが、これでは疲れると思い「テンポを上げて7割の推進力で軽く泳ぐ」方針に変更。自転車のギア使いに近い。

○課題

  • ボディグライドを忘れる:今回はサイティングの回数が多かったので、熱海のときに比べて右首も擦れたのが新しい。わきの下については左側上の擦れが顕著である。いずれにしても補給グッズとペアでボディグライドを用意しなければならない。
  • 足がつる:今回は1時間20分経過時に左土踏まずがつった。これは10kmタイムトライアルと同じである。復旧後2回つったことで全体で2分程度ロスした。今後も足がつるのは必然と考え、つった足をすぐに回復させる方法を学習する必要がある。
  • 潮の流れに合わせる泳ぎ方は、自転車のギアに近いようである。今後自転車について理解を深めることで、泳ぎ方を確立する。

トータルでは1時間58分(補給時間、足つり修復時間を含む)で目標の2時間以内を達成した。
タモン湾では経験したことのない強い潮の流れや高いうねりがあり、意図せず楽しんでしまった。自分では今でもOWスイマーとは思っていない(ドライヤーが必要)ので、ずいぶん変わったものだと感じた。

練習後の気分:10(意図せず楽しんでしまった)

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