12日間連続のキャンプ(2つのスピードアップキャンプと1つの英語キャンプ)を経て、ようやく自分の練習時間が持てるようになった。
香港で風邪をひいたが(異常気象で日本の冬並みの気温にもかかわらず、ホテルに暖房がなかったのが原因)、それが直らないままグアムに来てしまい、発熱したまま毎日泳いだり走ったりしてさすがにきつかった。お客様に接している間はアドレナリンが出てテンションを上げていたが、それも12日連続だと枯渇状態であった。
今日は初めて英語でChiRunningのセッションを行い、その後一人で5kmコースを走った。走り始めたのが7時半を過ぎていたので、これまでになくきつい状態で非常に疲れた。グアムでは7時までには走り始める必要がある。
今回のキャンプで教えた加速の道具箱に磨きをかけるため、4x500(@1.20, 1.15, 1.10, 1.05秒)のディスタンスピラミッドを行った。以下道具別のテンポ別評価である。
○押す
ゆっくりしたテンポではもっともラクに加速を得ることができる。入水位置を頭頂部先(実際には伸ばした肘の横延長線上)にして、中指をまっすぐ入水して伸ばす意識を持つ。
入水後はわきの下を伸ばすことで体重を乗せることができる。体軸がずれるので肩を前に動かそうとはしない。
1.10秒以上(速いテンポ)では回転角を20%程度小さくする。また伸ばす手の位置も浅くする。
今回はゆっくりテンポで16ストロークとして、速いテンポで20ストロークと増やしてみた。
○撫でる
ゆっくりしたテンポでは、プルの型と手のひらの軌跡を意識する。プルの型を作るときにわきの下を伸ばして肘と手のひらの位置を上げる。
初動時に肘や肩に負担がかからないように、あえてゆるめる勇気が必要である。肩や肘に力を入れると後で疲れる最大の原因になる。
テンポが上がってきたら軌跡を短くするとともに、軌跡を弧のようにしてからだの回転に合わせる。
速いテンポでは手首をさらにゆるめてテンポに手の動きを合わせる。力を入れるよりも軌跡を確保することを優先する。
今回はゆっくりテンポで14ストローク、速いテンポでも14ストロークとした。
○引っかける
撫でているときの手の位置はまだ深いので、引っかけ始めたら手の位置を水面近くにまで変えなければならない。引っかける反動で反対の手をどこからどこまで運ぶのかを明確にしておく必要がある。そうでないと引っかけ疲れする。
今回は残り5mで引っかけ始めたが、あと4ストロークは増やせた。
○最適な組合せ
・遅いテンポ:押す16、撫でる14、引っかける8
・速いテンポ:押す20、撫でる14、引っかける6-8
明日の午前は1500mTT前の最後の練習になるので、戦闘モードでどこまで組合せを変えられるかテストする。
練習後の気分:0(疲れと発熱で放心状態。ほとんど無意識で練習していた)
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