スイム 3000yds
外気温が15度を切り、屋外での練習も寒くなってきた。サンラモンの公営プール(50mプールを横に使う)はほぼ1人1コースで快適なのだが、更衣室まで50m以上歩く必要がある。行きはTシャツを着たまま行けばよいが、コースに着いてからもたもたしているとあっという間に冷えてしまう。帰りはもちろん濡れたままなので、限りなくランに近いウォークで更衣室までまっしぐらである。
このようにやる気がなくなる環境でプール練習を続けるには、上達がわかる仕組みを作る必要がある。そこで以下の練習をしばらく続けることにする。
○ウォームアップ:500
サンフランシスコ湾とは比べものにならないほど暖かい(26~27度)が、それでも水の中に入ると息が止まる。文字通りからだを温めるためにウォームアップは500に伸ばした。
500を100ずつに分け、以下のように意識した。(1)動作をなめらかに行う、(2)入水位置を近づける、(3)キャッチで水を手に当てる、(4)プルで肘を使って水を運ぶ、(5)プッシュでからだの回転を使って水を後ろに押しきる
○テンポ練習:100×12
限界テンポテストから派生した練習である。テンポ1.40秒からスタートして、0.05秒ずつ速くする。私の限界テンポである0.90秒まで上げる。ストローク数は1.40秒のときの+2までとする。以下が結果である。
ストローク数 | ||||
2016/11/16 | テンポ | 第1ラップ | 第2/3ラップ | 第4ラップ |
1 | 1.40 | 13 | 14 | 14 |
2 | 1.35 | 13 | 14 | 14 |
3 | 1.30 | 13 | 14 | 14 |
4 | 1.25 | 14 | 14 | 14 |
5 | 1.20 | 14 | 14 | 15 |
6 | 1.15 | 14 | 14 | 15 |
7 | 1.10 | 14 | 14 | 15 |
8 | 1.05 | 15 | 15 | 16 |
9 | 1.00 | 15 | 15 | 16 |
10 | 0.95 | 16 | 16 | 17 |
11 | 0.90 | 16 | 16 | 17 |
この練習から、上達したかどうかを2つの方法で測定することができる。
上達の測定方法(1):ストローク数が+1、+2となるテンポが速くなる
第1ラップを見ると、テンポ1.25秒、1.05秒のストローク数が、それぞれ1.40秒のストローク数に比べて+1、+2となっている。これがより速いテンポで達成できるようになれば、テンポの差×ストローク数だけ速くなっている。
上達の測定方法(2):あるテンポのラップ間のストローク数の差が縮まる
第1ラップと第4ラップのストローク数の差が2だったのが1になれば、そのときのテンポの時間分だけ速くなっている。
従って「速いテンポでストローク数が上がらないようになった」「ストローク数の変動が小さくなった」という2つの側面で、上達したことを確認することができる。
今日の練習結果に基づいて、今後「力の入れどころ」にメリハリを加えながら泳ぎを上達させることにする。
○ペース練習:100×10
上記のテンポ練習で限界テンポまで上げたので、速く泳ぐ意識が高まっている。この勢いを活用する方法として、ペース練習を以下のように行った。
目標ペース+3秒 | 4本 |
目標ペース+2秒 | 3本 |
目標ペース+1秒 | 2本 |
目標ペース | 1本 |
これもラクに貯金ができるようになったら、全体的に1秒削って強度を上げる。
○バタフライ研究
ラクなバタフライのレベルを上げて、速いバタフライに変換する方法を研究している。以下がバタフライのスピードを変えるときの「道具」になる。
- 入水する手の位置
- 入水後の手のうごきを止めない
- 許容できる上下動
- 水中の手の経路
- 第1キックと第2キックを変える
○コアトレと下半身トレの効果
コアトレと下半身トレを開始して1カ月が経過した。泳ぎにおいてはあまりわからないが、片足を上げたままドライヤーでその足を乾かして靴下をはく、といったことがふらつかずにできるようになった。
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