2016年5月19日木曜日

心拍計の活用

スイム 4550 yds

心拍数をリアルタイムで捕捉できるようになったので、タスクやペースとの関係を見るための練習を行った。

●メニュー


  • 500: フォーカル・ポイントスイム
  • 1000: テンポ1.15秒一定、できるだけリラックス
  • 1000:ストローク数16一定、ストローク数維持
  • 1000:ペース維持(ラップ23秒)→かなりゆっくりの意識
  • 4×200:ペース22秒
  • 1×200:ペース21秒


●結果(ストローク数は片手のみ測定)


  • テンポ一定だとスピードのばらつきが大きい。
  • テンポ一定の平均ペース1:38 平均心拍数144 合計ストローク数356
  • ストローク数維持の平均ペース1:39 平均心拍数151 ストローク数358
  • ペース一定の平均ペース1:23 平均心拍数159 ストローク数357


●考察


  • テンポを一定にしてリラックスして泳いだ方が、ストローク数を維持して泳ぐよりも運動強度(心拍数)は約5%小さい。しかも平均ペースは速い。
    →ストローク数よりテンポを意識して泳ぐべき。
  • ペース一定におけるテンポトレーナー設定値は23秒×4=1:32だが、実際には貯金を作りながら泳いでいたのでペースは1:23、平均ラップタイムは21秒であった。23秒は16ストローク@1.15秒のターンとプッシュオフを含めた(+4カウント)計算値である。ストローク一定と比べてもストロークは変わってないので、タイムが速くなった=ストローク一定で速いテンポで泳げたことになる。
  • どのケースにしても、残り300あたりから心拍数は上がるがペースは落ちている。効率が悪化していることを意味する。このとき心拍数は3つのケースで絶対値は異なるがいずれも飽和状態になっている。上昇し続けるというよりも、
    疲れる→スピードが下がる→挽回しようとして心拍を上げる→スピード上がらない→負荷が増えないので心拍はそれ以上上がらない
    という流れが考えられる。
  • 残り3分の1で、負荷を上げてもよいから確実にスピードを上げる戦略が必要。ペース練習なら貯金の具合でスピードが上がったかどうか把握できるので練習に取り入れる必要がある。


全体に負荷の軽い順を想定して行ったが、ペーススイム先、ストローク維持先でも行うことで、疲労による心拍数の増加が要因に含まれるかを今後見る。

最後の5本は200を泳ぎ、貯金と借金の関係を逆転させてみた。心拍数の推移の面積がエネルギー投入量と考えると、貯金→0、借金→貯金→0に大きな差はなかった。

●心拍ゾーン分布

-ゾーン5:29%
-ゾーン4:36%
-ゾーン3:15%

ゾーン3は休憩時のみ。終了後はきつかったが体力の回復は早かったので、通常練習ならこの割合がよさそう。さらにきつくするならゾーン5を4割にする。練習内容としてはペース練習で200のセット@21秒か、1000ピラミッド@22秒でゾーン5を4割にできるか今後試してみる。

練習後の気分:8(たくさん練習した感じ)

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