2014年7月1日火曜日

異次元の泳ぎを目指して泳ぎを再構築する

先週末のマスターズにおいて、1500mで20分を切る人たちの異次元の泳ぎを見て分析した。テンポを上げてストローク数をそこそこに抑えるという考え方は通用せず、徹底したストローク数削減のうえに空回りしないハイテンポを両立させる必要があることがわかった。

そこで今週からは自分の泳ぎをゼロベースで見直し、現在よりも効率を20%アップすることを目標にして練習の内容を決めることにする。

●再構築のポイント1:ストローク数のダイエット

かつては25ヤードで10~12ストロークを維持して泳いでいたのであるが、スピードアップ練習の割合が増えるにつれて平均ストローク数は12から14、さらに16ストロークにまで上がっていた。これを最終的にはハイテンポで12ストロークのレベルまでダイエットする必要がある。またこのときのエネルギー消費を最小にするための泳ぎ方も見極める。

手始めに今日は充電チェックを行い、充電可能なストロークレンジを確認した。
  • 50+75+100:第2ラップ以降は第1ラップ+1で泳ぐ、最初はリラックスした状態で数える。
  • 50+75+100:上記セットよりそれぞれラップあたり1ストローク減らす。ストローク数の維持にどのくらいのエネルギーを使うか観察する。
結果は最初14+15n(nはラップ数)となった。これを13+14nにしてもエネルギーの消費は確認できず、充電しながら泳ぐことができた。動作の無駄を観察し、より少ないエネルギーによる加速に代替する方法を模索しながらこの練習を続ける。

●再構築のポイント2:ストローク数を減らすほど速く泳ぐ

テンポピラミッドのテンポゆっくり局面では、ストローク数を減らすだけでなく泳ぎのキレを上げ、推進力の持続時間を伸ばすことで速く泳ぐ。

  • テンポピラミッド10×50@1.20-1.35-1.05秒:ディセンディング目標
1.20秒では13+14ストロークで最初44秒、その後全局面においてほぼディセンディングを達成し、戻りの1.20秒では39秒で5秒短縮、さらに1.00秒まで4段階上げて35秒にすることができた。この段階で15+16であった。


●再構築のポイント3:ブーストスイッチを身につける

急加速できるブーストスイッチを身につけることで、ライバルから引き離されないようにする。

  • スロースイム:1.60秒-2.10秒@0.10秒刻み:安定と加速の道具を選ぶ
  • 倍速スイム:2.0秒→1.0秒
安定した姿勢やキレのある加速をスロースイムで身につけ、倍速スイムでその技術を適用する。


現在考えている取り組み方は以下の通りである。このアプローチを順番、一部は並列に行いながら目標を達成する。

  1. 14ストロークで永久に泳げる=充電できる泳ぎを身につける。
  2. 12ストロークで充電できる泳ぎを身につける。
  3. 12ストロークで泳ぐために必要なテンポのレンジを上げる。
  4. 3で泳げる距離を伸ばす。


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