2013年10月5日土曜日

練習記録 10/5 無劣化の泳ぎのテンポアップ

トータル:3000yd 58分 

○練習のテーマ

11月のフィリピンキャンプが中止となり、グアム個人キャンプに切り替えた。長水路で1500m22分30秒を実現するために、無劣化の泳ぎをテンポアップする必要がある。前日は1.15秒で型が崩れたので、1.00秒前後まで引き上げて型を維持しながら劣化を抑える。

・フォーカルポイントスイム 200

50ずつテンポアップしながら(TT使わず)、キャッチの型、スイッチのタイミング、水中の軌跡について確認する。


・テンポピラミッド 15×100(テンポ1.10秒-1.40秒-1.00秒)

本来は1.20秒からテンポアップダウンする予定だったが、どういうわけか設定を間違えて1.10秒でスタートした。最初はテンポに合わせることすらできなかったが、1.15秒からは次第に落ち着いて14ストローク→12ストロークまで落とすことができた。

テンポアップでは今回も無劣化の実現を目標にして、「かかない、押さない」を徹底した。 ただしテンポが1.10秒の段階で合わせるのに精一杯で完全に「かき」に入ってしまった。1.05秒、1.00秒では水中動作に力を入れている状態が顕著となり、力まかせになってきた。タイムは1分18秒となったが長距離で劣化するのは明らかなので急遽パラダイムを変えるためのテンポ練習を入れた。

・テンポピラミッド 6×50(テンポ1.20秒-0.95秒)

パラダイムを変えるためのテンポ練習。加速は意識せず、行きは手足をなめらかにテンポに合わせる、帰りはビープが聞こえるまでの行程を短縮して余裕をもたせることを目標とした。

ストローク数は4程度増えたが、なめらかに合わせることが目的なので気にしない。むしろ帰りにどの程度余裕が持てるのかが重要である。テンポ1.10秒以降はニューパラダイムの泳ぎに戻すことができた。


・ディスタンスピラミッド 3×(50+100+150):テンポ1.20, 1.15, 1.10秒

ニューパラダイムにしながら劣化の少ない泳ぎを実現するための練習。これまでの1.20秒の泳ぎとは異なり、リカバリー時間短縮(肩甲骨加速)による時間確保、入水後伸ばした手に圧をかけてキャッチの型をつくるなどキャッチ&プルにシフトしている。

速いテンポで型が崩れた理由としてスイッチのタイミングを前日取り上げたが、もう一つの理由が明らかになった。「スイッチを切るのが遅い」ということである。ここでのスイッチとは、スイッチ直前に入れるスイッチのことで(ややこしい)、筋肉の緊張を指す。スイッチを切るのが遅いと、筋肉が緊張したまま動くことになり劣化する。テンポが速くなるにつれてスイッチを切るのが遅れ、結果として力を入れたまま手を動かしてしまうのでテンポに合わなくなる。

このスイッチのタイミングを先のテンポピラミッドで発見し、試しに0.3秒早く切ってみたところ水中の手がスムーズに動くことが確認できた。このスイッチを切るタイミングが早すぎると、型が作れないまま手が動くので水を押す力が減る。切るタイミングが遅すぎると力を入れて手を動かすことになり劣化する。泳ぐテンポに合わせて最適なタイミングを体得する必要がある。

あと2回程度無劣化の方向で練習をしてから、いよいよ速いテンポでの加速の練習に入る。

・イージー:100
前日同様、水中の手の軌跡と体幹とのシンクロを意識してゆっくり泳ぐ。

練習後の気分:7(新しい発見があったが全体的にタイムが遅い)

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