2013年10月4日金曜日

練習記録 10/4 低ストロークの基盤づくり

トータル:3100yd 60分 

○練習のテーマ

劣化しない泳ぎは記録向上のうえで必須である。まずゆっくりしたテンポ、多めのストローク数で劣化しないフォームを覚え、テンポを速くしたり、ストローク数を減らして加速を加えたりすることで実戦的なフォームに仕上げる。

1カ月半のブランクはあったが、今シーズン練習してきたフォームはあらかた復元することができたので、 スピードアップに向けた練習に切り替える。今回は低ストローク数において無劣化のフォームを維持することをテーマにする。


・フォーカルポイントスイム 200

50を泳いだ段階で前のめり感、安定感、なめらか感それぞれ基準の7割得られたので、残りの150についてテンポを2割程度落とし、1)スイッチの型、2)体幹の回転と手の動きの連動、3)水中の手の中指の軌跡を意識して正しい形や動きを再現した。無劣化の泳ぎを目的としているため、加速感については問わない。

・テンポピラミッド 15×100(テンポ1.20秒-1.55秒-1.20秒)

前日のピラミッドを100に伸ばして実施。スタート時テンポ1.20秒のストローク数は14/15で前日より1少ない。前日はストロークを減らすことを意識して「手で水をかいて、押して」いたが、今日は無劣化を目指すために「かかない、押さない」を徹底的に意識した。ストローク数の減りは前日より緩やかで、1.55秒では12/13であり前日の12/12とあまり変わらない。ただし姿勢の安定性はかなり異なり、加速を加えないとかなりふらつく。

テンポを上げる局面でも「かかない、押さない」を徹底した。ただし1.25秒になってからは水中の手の動きも速くする必要があり、結果として前腕に水圧を強く感じるようになった。 最後のテンポ1.20秒のタイムは1分20秒8と加速を入れなくても目標値に達することができたのは興味深い。水中の素早い動きがスピードアップにつながるだけでなく、筋肉を緊張させないので泳ぎが劣化しない。

・ディスタンスピラミッド 2×(200+150+100+50), 150+100+50:テンポ1.25, 1.20, 1.15秒

前日のピラミッドの逆を実施。ストローク数は14または15を維持。長い距離からスタートするピラミッドでは、距離が短くなるにつれてスピードアップを意識する必要がある。「かかない、押さない」意識でどこまで加速できるか試してみたが、結果はおもわしくなかった。距離が短くなるにつれてペースアップはできたが、元の200のペースが目標タイムの10秒遅れであった。疲れてキャッチの型が甘くなったので、そのあとの水中動作もへなちょこになったものと考えられる。

なお最後のセットは1.15秒を試した。これまで無劣化の練習ではテンポ1.20秒までだったので、最初の150ではテンポに追いつこうと意識して型が崩れた。100では気を取り直して1分18秒で泳げたが、速くなった理由は水中の手を動かし始めるタイミングである。入水した手を前に伸ばし始めてから水中の手を動かし始めることで、より多くの水を抱えることができるのに加えて体幹の回転に手の動きを合わせやすくなる。テンポが速い局面ではこのタイミングに注意を払う必要がある。

来週の練習では1.15秒のウェイトを高め、毎週0.05秒ずつ引き上げて10月の最後は1.05秒で無劣化の泳ぎを目指すことにする。

・イージー100:水中の中指の軌跡を揃えること、体幹の回転に手の動きを合わせることを意識した。

練習後の気分:7(前半は悪かったが後半は盛り返した)

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