2013年6月25日火曜日

1500m1350秒への道

◯1500m1350秒という新しい目標

新しい目標として、1500mを22分30秒で泳ぐことにする。最初は1650ヤードの短水路で達成し、次に50mプールで達成する。

短水路(25m)において22分30秒とはOWS検定一級の合格ラインであり、一級の検定種目の中で最もハードルが高い。過去に水泳の選手だったか、トライアスロンの大会で活躍するレベルでないとクリアできない。ちなみに日本水泳連盟の年齢別マスターズ資格級では10級(一番上が20級)に相当する。

◯目標達成のためのプロセス:(1)100mペースの設定

400m以上の距離でタイムを縮めるには、まず100mのペースを考えることが重要である。
今回の場合1350/15=90秒となるが、長距離を泳ぐ時の劣化幅として5%を考慮すると、90*0.95=85.5秒が目標のペースになる。

目標のテンポ(ターゲットテンポ)を0.95秒とすると、85.5/0.95=90カウントとなる。25mプールの場合、ターンで1カウント、プッシュオフで2カウントとして25mあたり3カウント、100mで12カウントになる。そこで(90-12)/4=19.5となり、ターンまたはプッシュオフで0.5カウントの余裕をもたせると19ストロークとなる。このストローク数をターゲットストローク数とする。

つまりテンポ0.95秒で19ストロークとなるような泳ぎ方で、1500mを続けて泳げば目標が達成できる。

なおテンポを1.00秒にした時には18ストローク以下で泳ぐ必要がある。

◯目標達成のためのプロセス:(2)アプローチの決定

速いスピードで泳ぐためには、次のステップで練習して成果を出す。

1)ターゲットテンポで空回りせず泳ぐための技術を身につける。
2)ターゲットテンポ、ターゲットストローク数で泳げるようにする。
3)ターゲットテンポ、ターゲットストローク数を維持して泳ぐ距離を伸ばす。
4)ターゲットテンポ、ターゲットストローク数-1で維持して泳ぐ距離を伸ばす。

なおこれと並行して、ターンとプッシュオフを3カウントで完了する技術も身につける必要がある。ゆっくり泳ぐ場合にはターンで2カウント、プッシュオフで3カウント要する。合わせて2カウント、約2秒動作を短縮するだけでなく、長距離でも休みなく泳げるようにすることが必要である。

今後の練習では上記のアプローチに沿ってターゲットテンポの泳ぎを作り、ターゲットストローク数で泳げる加速と持続力を身につける。