ラン(トレッドミル) 5 km
スイム 3300 yds
バタフライによるクロール強化月間ももうすぐ終わる。クロールの水中ストロークをカイゼンするためにバタフライを練習している理由は以下の通りである。- キャッチ:バタフライでは沈み込むからだの支えとして機能する。アウトスィープによるスカリングを正しく行うことで、手を水面近くに維持することができる。
クロールのキャッチはあいまいな動きになりがちであるが、入水てこやテンポアップを図るためには水中の手を高い位置に留める必要がある。 - プル:バタフライでは両手同時に行うので、肘を曲げて手を引き寄せるインスィープの動きを意識して行いやすい。また手に力を入れて「かく」のではなく、インスィープで水を集めることでプッシュの推進力を最大にする。
クロールのプルも同様に、水を引き寄せるのではなく、より多くの水を後ろに運ぶことを意識する。 - プッシュ:クロールと同様、バタフライで最もスピードが上がるのがプッシュである。また息継ぎのため頭を水上に出すときも、プッシュを正しく行う必要がある。
クロールのプッシュはこれまで最も弱かった分野である。バタフライの息継ぎやリカバリーがラクにできる正しいプッシュは、クロールにおいても推進力になる。
片手バタフライと両手バタフライの組合せにより、水中の手の正しい動きを練習する。
○垂直バタフライ練習
- 十分な深さ(最低2m)の場所で、立った姿勢から両手を上に伸ばして沈む。
- 水面が自分のからだと平行にあるとイメージして、手の動きを水中で行う。
- 手で水を下に押すことで頭が出てくるので、どのあたりからどのように力を加えると頭が水面上に出るかを確かめる。
- 水上に顔が出たら水中の手を上に運び、再びからだを沈める。
実際のバタフライでは上半身を水上に出すが、垂直バタフライは頭だけ出せばよい。また上に動く=水を下に押せばよいので、手を動かす方向が明確である。
頭だけ出せばよいとなると、手で水を押すタイミングは遅くすることができる。また力強く水を押さなくても、スカリングで水を集めて素早く動かすだけで、頭を出すことができる。
一方プッシュをさらに強く行って水面より高い位置まで上がることもできる。手で絞る(背中を丸めて両手の間隔を狭めるインスィープ動作)タイミングから素早く外向きかつ下方向にスカリングすることで、浮き上がりの勢いを上げることができる。
垂直バタフライのリハーサルを数回繰り返してから、ピラミッド練習を行った。どのタイミングでどのよに水を押せばラクにバタフライが泳げるのかを試した。
クロールでの成果
次にバタフライとクロールをラップ毎に変えて100ydsを5本行った。水抱え感が確実に上がっており、フィニッシュまで自然に水を運ぶ感じが得られるようになった。
次にクロールのピラミッド(50, 100, 150, 200)練習を行った。それほど大きな力を加えなくても、13/14を維持することができた。これまでは14/15、15/16だったので大きな成果である。
クリスマス期間中の休館日を挟み、来週からはバタフライの長距離を泳いで持久力も上げる。
練習後の気分:8(気温13度の屋外練習は寒い)
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