2015年12月17日木曜日

入水時のインパクトを半減する

スイム 3250yds

バタフライをラクに泳ぎながら、クロールに役立てようとするプロジェクトも3回目となった。
しばらくの間は同じ練習をメニューを行いながら、それぞれの中でカイゼンポイントを見つけるようにする。

片手-両手スイム 10×100


  • アウトスイープ(キャッチ)の手の深さ:水面近くまで浅くする
  • 肩の下を通るときの肘の角度:できるだけ直角にする
  • フィニッシュの位置:できるだけ遠くして浅くする
  • 入水の位置:広げる
上記について片手のときにゆっくり動かしながら確認し、両手ではリズムを入れて再現できるようにする。

この中で新しい体験だったのは入水位置で、これまでよりも15cm外側に入水すると、驚くほどリカバリーがラクになった。
  1. 親指が鎖骨の端に来るように少し広げた手の位置でグライドする。
  2. リカバリーは外側から中央に手を動かすため、入水後も慣性で手が内側に動く。少し広げた手の位置でグライドするためには、グライドの手の位置よりも15cm外側で入水する。
  3. 入水後にグライドの位置に手をスムーズに動かすために、手のひらの向きを45度外側にして入水する。
これまでは丁寧に入水するために、入水直前に減速したり手の方向を前に変えたりしたが、コントロールが複雑すぎてカリキュラムにできなかった。これまでより外側に入水することは、これまでよりも早いタイミングで水面に手を入れることになる。これが結果的には丁寧な入水につながることがわかった。着水するときに手が水面から受けるインパクトは、これまでの半分程度に激減して非常にラクになった。

また肩甲骨を使うタイミングも、これまでは肩甲骨を伸ばしてから入水していたが、入水してから肩甲骨を伸ばすことで手を前に動かすことができるようになった。入水するまでは肩甲骨をゆるめておき、入水直後に肩甲骨を伸ばすというようにタイミングも明確になった。


バタフライ-クロール 5×100

クロールにおいてもバタフライと同様に幅広の入水をこころがけた。クロールの場合は斜め姿勢で肩が高い位置にあるためコントロールしやすいが、可動域が大きく入水場所を固定することが難しい。

わきの下の外側を親指から入水するように意識することで、バタフライと同じタイミングで入水後に肩甲骨を伸ばすことができた。

ディスタンスピラミッド 3×500

次第に長くするバタフライ、次第に長くするクロール、次第に短くするバタフライの3セットを泳ぐ。

次第に長くするバタフライでは入水位置を意識してラクに泳ぎ続けるようにした。
次第に長くするクロールはストローク数維持でテンポを速くしてディセンディングで泳いだ。
次第に短くするバタフライはクロールのディセンディングで得られたスピード感を使いながら、次第に速くした。

ラクに泳ぐ、長く泳ぐ、速く泳ぐのいずれも達成することができた。バタフライの新しい発見は、クロールにも役立つ。次回は飛び出しを改良する。

練習後の気分:8



    0 件のコメント:

    コメントを投稿