2018年2月21日水曜日

力の入れどころを決める

スイム 4000yds

ここしばらく最高気温が17度を超えたので、もう春かと思っていたらいきなり10度以下の日が続く。更衣室からプールサイドに移動するまでにとても冷える。それでも水温は26度あるのでとても暖かく感じる。

基本構成はしばらくの間
500のフォーミング
2000のテンポピラミッド(10×200)
1500のペース練習
としている。

このうちペース練習は、以下のペースを使い分けている。
 22秒:このペースで1650を泳ぎ続けることが現在の目標
 21秒:このペースで1650を泳ぎ続けることがこのシーズンの目標
 20秒:最終目標
22秒で泳ぐ長さは最短400まで延ばしている。
21秒で泳ぐ長さは現在200である。
20秒で泳ぐ長さは現在100である。

テンポピラミッド 10×200

テンポに合わせて泳ぐだけではスピードアップ練習にならない。
ストローク数を減らすために、どこに力を入れればよいかを決めて泳ぐ。

力を入れるというはどういうことか

水泳は力を入れる/抜くというコントラストが見た目にはっきりしない。
ビデオで見てもよくわからないので、真似しようがない。
そのため手をゆるめたまま水中で動かしている人が非常に多い。
しかしスピードを上げるためには力を使わないとならない。
どのように力を入れるのかがポイントになる。
力の入れ方は3つに分けられる。
  • 曲げる
  • 伸ばす
  • 形を維持する
曲げるときには内側の筋肉を意識する。
伸ばすときには外側の筋肉を意識する。
形を維持するときには受ける力(主に水の抵抗)に合わせて使う筋肉を決める。
具体的には各動作において主動筋と拮抗筋が何かを理解して、使う側を締めて使わない方を緩めることで共に緊張する共縮を防ぐことが必要である。

4種類の力の入れ方

今回は以下のように4種類の力を入れ方を決めて、50ずつで力の入れ方を変えて200を泳いだ。
  1. 入水する手を伸ばす:上腕三頭筋を縮める
  2. キャッチとプル:手のひらを手前に向けるために前腕屈筋群を使う
  3. プッシュ:主に前腕の筋肉を使って肘を曲げた形を維持したまま、広背筋を使って手を後に送る
  4. フィニッシュ:上腕三頭筋を縮める
意識する筋肉を変えながら最も良い結果(同じテンポでストローク数が減る)が得られたのが上記の筋肉の使い方である。

同じピラミッド10本でも、前日に比べて200あたり4~6秒短縮することができた。

ペース練習 2×400+2×200+2×100

ペース練習でもピラミッド練習と同様に力の入れどころ=筋肉の使い方=筋肉のメリハリのつけ方を変えて行った。

貯金の割合を同じにしたためタイム自体は変わらなかったが、泳いでいてメリハリがつけやすいこと、メリハリをつけると若干ラクに貯金できることがわかった。

どの筋肉をどのタイミングでどのようにONにするかを今後も磨いて、スピードアップのカリキュラムに導入する。







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