2013年11月10日日曜日

アクアスロンに初挑戦

ひとりアクアスロン:ラン2km+スイム750m

グアム単独キャンプの4日目に、アクアスロンに初めて挑戦した。距離は来年4月に実施予定のイベントと同じラン2km→スイム750mである。走ってから泳ぐことで、泳ぎにどのような変化が生じるのかを観察した。

・ラン2km(トラック5周)

スコールがおさまるのを待ったため、開始時刻が12時半になった。気温と湿度の急激な変化は10分少しのランでも感じることができ、3周目からきつくなった。最初はジョギング-1分のペース(1kmあたり5分30秒)で維持しようとしたが、最後は6分15秒まで下がってしまった。

・トランジション

当初はプールサイドに荷物を置く予定であったが、プールサイドはランニングシューズだと滑りやすく危険であったので屋外レストランにキャップとゴーグルを置いて着替えた。トラックを走り終わってから移動して泳ぎ始めるまで約3分かかった。

・スイム(50mプール750m)

非常に興味深い結果が得られた。
  • かなり息が荒い状態でプールに入ったが、泳いでいて苦しさはあまり感じられなかった。むしろ泳ぎ始めてからの方が呼吸はラクになった。
  • 最初の100mは足をひきずるような感覚であった。血液やリンパが足に集中することで、いつもより足が重くなっているのであろう。さらに足が張った状態で泳ぐので、動かしにくいということも考えられる。
  • テンポアップが非常に難しい。最初は1.2秒程度に上げるのがやっとである。陸上で運動してから水中に入ると、水の抵抗を体全体で感じる。手の動きや体幹の回転も水の抵抗で鈍くなる感覚がある。400mを過ぎてから1.1秒程度に上げたが、結局1.05秒までは上げることができなかった。
  • 体全体に意識を行き渡らせる必要がある。前述のように、陸上で運動した直後に泳ぐと水の抵抗は通常の1.3~1.5倍に感じる。通常よりさらに抵抗を減らす意識を持ち、前のめり感を上げる道具を使う必要がある。
  • 全体では30分弱で終えることができた。スイムは13分であった。

○考察

 ランからスイムのアクアスロンは、トライアスロンの短縮版というよりは、長距離を速く泳ぐためのクロストレーニングとして位置づけることができる。2kmを走ることで、1500mを泳ぐときの前半の750mの泳ぎと代替させることができる。走ることにより足が疲れ、水の抵抗を大きく感じる状態で750mを泳ぐことで、 脳が泳ぎ疲れていない状態で体が疲れたときの泳ぎ方を磨くことができる。

またスイム自体の時間を15分程度にしながら、負荷をかけることができるのも魅力である。スイムの練習時間を45分としても、この後1000m程度は余裕で練習できる。

スピードアップキャンプでもこのトレーニングを取り入れることができるかどうか、カリキュラムを練ってみたい。


○スイム練習(600m)

今シーズンのおさらいとしてフォームをチェックした。
  • 上記750m泳のときのストローク数:42~44
  • 入水位置を肘の延長線上にして中指をまっすぐ前に伸ばす:34ストローク、1分4秒
  • キャッチの型を維持:36ストローク、57秒
  • 体幹の回転に合わせてプルとプッシュの軌跡を伸ばす:37ストローク、50秒
  • キャッチで強く抱える:38ストローク、47秒
劣化しない泳ぎを念頭に、どこまでタイムを縮めることができるかテストした。上記手順により17秒短縮することができた。100mに距離を伸ばしても1分35秒で劣化しないことが確認できた。

1500m22分30秒が泳げるかどうか、試しに劣化を気にせず泳いでみたところ42秒であった。次に筋肉を緊張させる時間を短縮したところ同じ42秒で泳げたが、100m程度で劣化することが確信できたので翌日のタイムトライアルはあきらめて練習自体も終わりにした。。

練習後の気分:8(新しいことに挑戦するのは楽しい)

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